🌱介護福祉士試験【介護過程②】〜アセスメント〜
✏️「観る力」と「聴く力」が、ええ介護をつくる。
利用者さんの「困ってること」は、口で言うてくれるとは限らへん。
沈黙の中にある不安や、動きの中にある“やりにくさ”――
それに気づけるかどうかが、アセスメントの力やねん。
📘アセスメントって、何するん?
簡単に言うと「情報収集と整理」。
でも、それはただのメモ取りやない。
項目 | 内容 |
---|---|
生活の状況 | どんな生活リズムか、何が困難か |
心身の状態 | ADL・認知症の有無・バイタル等 |
家族・住環境 | 支援状況、バリアの有無 |
本人の希望 | 「ほんまはこうしたい」思い |
社会資源の状況 | サービス利用歴、地域との関係など |
👉 “多面的”に見ることが大事なんやで。
🧭何を探してるか? =「課題(ケア上の問題)」や
例:
👴「夜中に何回も起きるんですわ」
→「尿意?」「不安?」「痛み?」「生活リズム?」
――この原因を探るのがアセスメントやで。
🎞ジブリ風に言うなら?
🕯『となりのトトロ』で、
お父さんがメイとサツキのこと、よう見てたやろ?
しゃべらんでも気づいてた。
介護でも同じや。
**「見てるようで見えてない」**こと、実は多いんやで。
アセスメントは“観る”力そのものや。
💡現場で活かせる小ワザ
👂よく話す人だけでなく、話さない人にも注目する
📷写真や図を使って視覚的に整理するのも効果的
👣一日の動きをタイムラインで追ってみる
🧩「バラバラの情報」をつなげて意味づける力を意識する
🧠試験で出るポイント!
用語 | 内容 |
---|---|
アセスメント | 情報収集と整理、生活課題の発見 |
多面的視点 | 身体・心理・環境・社会・家族など多角的にみる |
ケア課題 | 支援が必要な困りごと(本人の思いも含む) |
🎯今日のキーワードは?
📌**「ええ支援は、ええ観察から。」**
聞いて、見て、つなげて――そこから全部始まるんやで。
✏️おさらいクイズ(選択式)
Q. アセスメントで大切な視点として適切なのはどれ?
A. 利用者の話だけを中心に記録する
B. 支援職員の経験に基づいて判断する
C. 本人の様子や希望、生活環境などを多面的に確認する
D. 家族の意見を優先して、本人の意向は後回しにする