🌱介護福祉士試験【生活支援技術⑯】
yamahoku7〜コミュニケーションを取り入れた技術支援〜
🗣「話す」ことは、“安心を届ける技術”やで。
介助のとき、
・無言で抱えられる
・勝手に布団をめくられる
・いきなり立たされる
――それ、される側はめっちゃ不安になる。
介護は「技術」だけやない。
“ことば”と“説明”があるかどうかで、全然違うんや。
🤝なぜ“声かけ”が大事なのか？
| 理由 | 説明 |
|---|---|
| 不安の軽減 | 何をされるかわからない状況が、不安と抵抗につながる |
| 協力を得る | 事前説明で自分も参加してるという意識が生まれる |
| 信頼関係 | 声のトーン・表情・タイミングで**“この人になら任せてもいい”と思える** |
🧭環境の説明で“安心感”をつくる
| 工夫 | 内容 |
|---|---|
| 「今どこにいるか」 | トイレ？脱衣所？浴室？――環境がわかれば、怖さが減る |
| 「何をするのか」 | いきなり動かすのではなく、「今から◯◯しますね」と声かけ |
| 「どう動いてほしいか」 | **「右手でここを持ってください」「ゆっくり立ちましょう」**など具体的に伝える |
💬やってみよう！“伝える介助”の具体例
| シーン | 声かけ例 |
|---|---|
| 移乗時 | 「右手でこの手すりを持ってください。せーので立ちましょう」 |
| 衣類交換 | 「今から服を脱ぎますね。右腕から脱がせてもらいます」 |
| 入浴時 | 「浴槽の右に手すりがあります。そこを持ってください」 |
| 食事時 | 「お味噌汁は熱いので、少し冷ましてからお出ししますね」 |
🎞ジブリ風に言うなら？
🌸『崖の上のポニョ』で、
宗介がポニョに「大丈夫やで」って何度も言ってたやろ？
あの一言で、不安な気持ちが和らぐ。
介護の現場でも、“大丈夫やで”の一言が、心の支えになることもあるんや。
💡現場で活かせる小ワザ
- 🧏♀️聞き取りにくそうな人には、ゆっくり・はっきり・短めの言葉で
- 👀視覚障害のある人には、「◯◯に手が届きますよ」など空間情報も伝える
- 📘本人の好きな話題や趣味を話に混ぜて、リラックスした雰囲気づくり
- 📋どのスタッフも同じ声かけができるよう、言葉の統一を記録で共有
🧠試験で出るポイント！
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 技術支援とコミュニケーション | 介助行為と声かけ・説明はセットで行うべきもの |
| 不安軽減 | 介助の前に“説明”することで、本人の協力・安心感が得られる |
| 信頼関係構築 | 声のトーン・目線・タイミングも含めた“関わり方”が問われる |
🎯今日のキーワードは？
📌**「声かけひとつで、安心も自立も変わるんやで。」**
介助は“黙ってやるもの”やなくて、“話しかけながら一緒にやるもの”なんや。
✏️おさらいクイズ（選択式）
Q. 技術支援時に適切な対応はどれ？
A. 時間短縮のため、声かけは最低限にする
B. 今から何をするかを説明してから動作を始める
C. 移乗時は黙って支え、本人が戸惑わないようにする
D. 言葉が通じない人には何も伝えずに介助する
