🌱介護福祉士試験【生活支援技術⑱】
〜記録と振り返り(介護過程との連携)〜
✏️「書くこと」は、“振り返ること”やで。
介助が終わってホッとする。
でも、ほんまに大事なんはそのあとやねん。
「どうやった?」「何がうまくいった?」「次はどうする?」
――それを残すのが記録であり、
それを活かすのが振り返りや。
ただの業務報告やない。
“その人の暮らし”をつなぐ道しるべやで。
📘記録って、何を書くん?
項目 | 内容 |
---|---|
実施内容 | 何をどう支援したか(例:排泄介助/車椅子移乗) |
本人の様子 | 表情・反応・協力の程度など(例:「笑顔あり」「抵抗あり」) |
気づいたこと | バイタル変化・皮膚の状態・生活リズムの崩れなど |
次回に向けて | 今日気づいたことから、次の支援に活かす視点をメモする |
🔁評価とプランの修正がセットやで
- 記録をもとに振り返り
→「前より立ち上がりがスムーズやったな」
→「食事の量が減ってきてるな」 - 介護計画に反映
→ 状況変化に応じて、支援内容を修正・調整
→ 多職種での情報共有(看護・ケアマネ・家族含む)
🔄「介護過程」と記録は表裏一体
介護過程の流れ | 記録で支えること |
---|---|
アセスメント | 初期状態・生活歴・ニーズの整理 |
計画(ケアプラン) | 支援内容と目標の設定 |
実施 | 支援内容の実行+その様子の記録 |
評価・再アセスメント | 記録からの振り返りで見直しが可能に |
🎞ジブリ風に言うなら?
📖『魔女の宅急便』で、
キキが「今日のこと」をノートに綴ってたやろ?
うまくいったことも、失敗も、そこに残して。
それが**「次はもっとうまくいくはず」って気持ちにつながる。**
記録って、まさにそれなんやで。
💡現場で活かせる小ワザ
- 🖊記録は**「事実+気づき+次へのヒント」**をセットで残す
- ⏰なるべく介助直後に簡潔に書く。時間が経つと曖昧になる
- 📋「○○していた」「○○の様子だった」など、主観よりも観察重視
- 👥共有ノートやICT記録を使ってチーム全体で見える化
🧠試験で出るポイント!
用語 | 内容 |
---|---|
記録 | 支援内容・本人の状態・気づいた変化を記すことで次に活かす |
介護過程 | アセスメント→計画→実施→評価のサイクル |
振り返り | 記録をもとに改善や方向転換を検討するプロセス |
🎯今日のキーワードは?
📌**「記録は、未来のケアを良くする種まきや。」**
その一行が、明日の支援をよりよくするかもしれへんで。
✏️おさらいクイズ(選択式)
Q. 記録と振り返りの支援として適切な対応はどれ?
A. 支援後すぐに本人の様子と気づきを記録し、次の支援に活かす
B. 記録は毎週まとめて記入し、効率化を図る
C. 主観的な意見を中心に記録することで記憶に残りやすい
D. 記録は個人のものなのでチーム間で共有は避ける