🌱介護福祉士試験(発達と老化の理解②)
🧠ここだけは抑えとけ④|エリクソンの発達段階とライフステージ編
~ 各年代で人はどんな課題に向き合ってる?~
🤔エリクソンの発達段階って?
心理社会的発達理論(エリクソン理論)では、人の一生を8つの段階に分けて、 それぞれに「発達課題」があるとされてるねん。
この課題を乗り越えることで、人は“自分らしく”成長していくわけやな。
📘試験ではここが出る!
年代 | 発達課題(対立する価値) | キーワード例 |
---|---|---|
乳児期(0〜1歳) | 基本的信頼 vs 不信 | 安心感、養育者への信頼 |
幼児前期(1〜3歳) | 自律性 vs 恥・疑惑 | トイレトレーニング、選ぶ経験 |
幼児後期(3〜6歳) | 自発性 vs 罪悪感 | 遊び・質問・行動 |
児童期(6〜12歳) | 勤勉性 vs 劣等感 | 学校・友だちとの関係 |
青年期(12〜20歳) | 自我同一性 vs 拡散 | アイデンティティの確立 |
成人前期(20〜39歳) | 親密性 vs 孤独 | パートナーシップ、友情 |
壮年期(40〜64歳) | 生殖性 vs 停滞 | 子育て、社会貢献 |
老年期(65歳〜) | 統合性 vs 絶望 | 人生の振り返り、納得感 |
🎞ジブリ風に言うなら?
例えば『ハウルの動く城』のソフィー。
老年期に急にワープしてしまったソフィーは、自分の人生や過去と向き合いながら、 人とのつながりを通じて「絶望」ではなく「統合」を選んでいく物語なんや。
まさに老年期の課題「統合性 vs 絶望」の象徴やで!
💡現場でもようある話!
・認知症のある高齢者が、自分の過去の話を何度もする→「人生の振り返り」をしてる証拠かも。 ・若い利用者さん(発達障害など)が“自分らしさ”に悩んでる→「自我同一性 vs 拡散」の真っ只中やね。 ・中高年スタッフが「もっと社会貢献したい」と思い始める→「生殖性 vs 停滞」の段階やな。
🎯今日のまとめ!
・発達課題は一生ついてくる「心の成長テーマ」や! ・エリクソンは人生を8つの段階に分け、それぞれに心理的課題があるとした。 ・「今どの段階か」「どう関わるか」を理解することで、より良い支援ができる!
🗣語呂で覚えるなら:
👉【信・自・自・勤・自・親・生・統】(しんじじきんじんせいとう)
📖おさらいクイズ(選択式)
Q. 老年期にあたる発達課題として正しいものはどれ?
A. 生殖性 vs 停滞
B. 親密性 vs 孤独
C. 統合性 vs 絶望
D. 自我同一性 vs 拡散
▶️ 正解はこちら(クリックで表示)
正解:C. 統合性 vs 絶望老年期においては、自分の人生を振り返り、「よく生きた」と思えるかどうかが問われます。
これを“統合性”といい、もし後悔や未練が強いと“絶望”に傾いてしまいます。
試験では「統合性 vs 絶望=老年期」と覚えておきましょう。