🌱介護福祉士試験(発達と老化の理解⑧)

🧠ここだけは抑えとけ|死の受容とエリクソン・キューブラー・ロス理論 編
~「死に向き合うこと」は、人生の最終課題や~


✏️「死」をどう受け止めるかも、“人の成長”のひとつ

介護の現場では、**看取り(ターミナルケア)**に関わることもある。
そのときに大事なのは「死をどう受け止めるか」という視点。

これは“終わり”の話ではなく、**「その人の人生の最後をどう支えるか」**という話やねん。


📘2つの理論を押さえよう!

理論名内容・キーワード
エリクソンの老年期の課題統合性 vs 絶望/人生の意味を振り返り、納得して死を迎えるかどうか
キューブラー・ロス理論死の受容の5段階(否認→怒り→取引→抑うつ→受容)

👓キューブラー・ロスの「死の受容 5段階」

  1. 否認:「まさか、そんなはずない」
  2. 怒り:「なんで私がこんな目に」
  3. 取引:「神様、あと少しだけ…」
  4. 抑うつ:「もう何もできない…」
  5. 受容:「仕方ないな。ありがとう。」

👉 すべての人がこの順で進むわけやないけど、心の変化に寄り添う姿勢が大切や。


🎞ジブリ風に言うなら?

『かぐや姫の物語』で、かぐや姫が月に帰るときの場面。
地上での愛や思い出に心を残しながら、静かに「受容」して旅立っていく。

あれこそ「死を受け入れる」というテーマが描かれてた瞬間やな。


💡現場で活かせる小ワザ

  • 利用者の「これまでの人生」を丁寧に聞く(人生史の尊重)
  • 家族とも一緒に「納得のいく最期」を考える
  • ターミナル期の苦痛をやわらげるケア(看護・介護・医師との連携)
  • 「まだ怒ってはるな…」→キューブラー・ロスのどの段階かを考えると関わりやすい

🧠試験で出るポイント!

用語内容・補足
統合性 vs 絶望エリクソン理論。人生を振り返って納得する vs 後悔と悲観で終える
死の受容の5段階キューブラー・ロス。人が死に向き合う心のプロセス
ターミナルケア苦痛を緩和し、穏やかな最期を支えるケア
スピリチュアルケア精神的・宗教的な支えを含むケア(「生きる意味」「死の意味」に寄り添う)

🎯今日のキーワードは?

📌**「“最期までその人らしく”を支えるのが、介護の役割や。」**
死の話を避けるんやなく、向き合って寄り添うことが、ほんまの支援やで。


📖おさらいクイズ(選択式)

Q. 死の受容に関するキューブラー・ロスの理論に含まれる段階として正しいものはどれ?

A. 希望 → 絶望 → 無関心 → 受容
B. 否認 → 怒り → 取引 → 抑うつ → 受容
C. 恐怖 → 憎しみ → 否認 → 受容
D. 統合 → 拒否 → 嘆き → 平静

▶️ 正解はこちら(クリックで表示) 正解:**B. 否認 → 怒り → 取引 → 抑うつ → 受容** 👉 死を前にした人がたどる心のプロセスとして、キューブラー・ロスが提唱した「5段階」は超重要!

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