🌿介護福祉士試験🌿こころとからだの仕組み⑬
〜感情・記憶・学習のしくみ〜
🧠ここだけは抑えとけ|“こころが動く仕組み”を知ってこそ、ええケアができる編
「この曲、昔よく聴いててん…」
急に懐かしい表情になって話し出す利用者さん。
感情や記憶って、ふとしたきっかけで呼び起こされることあるよな。
実はそれ、**脳の中の“ある部分”**が深く関係してるんやで。
感情・記憶・学習のしくみを知ることは、
高齢者の“こころに寄り添うケア”につながるんや。
📘感情や記憶って、どこでつくられるん?
脳の中には「感情・記憶・行動」に関係する場所がぎょうさんある。
| 部位 | はたらき |
|---|---|
| 大脳辺縁系 | 感情の発生や記憶の形成(海馬や扁桃体を含む) |
| 前頭葉 | 思考・判断・感情のコントロール、意欲の維持 |
| 海馬 | 新しい記憶をつくる場所(エピソード記憶) |
| 扁桃体 | 恐怖や怒りなど“情動”の処理 |
👉 高齢者の記憶力、なぜ落ちる?
年を重ねると、**新しいことを覚える力(近時記憶)**が落ちてくる。
ただし、**昔の記憶(遠隔記憶)**はわりと保たれることが多い。
- 今朝のことは忘れるけど、昔の思い出はよう覚えてる
- 言葉が出てこない(失語)より、「あれ・それ」が増える
- 覚えるのに時間がかかるけど、繰り返せば入ることもある
だからこそ、“焦らせず・何度も・ゆっくり”がポイントやねん。
🎞ジブリ風に言うなら?
『となりのトトロ』で、さつきが母の入院に不安を感じながらも
メイの世話を頑張ってる姿。これ、前頭葉がちゃんと働いてる証拠。
一方で、トトロや猫バスと出会ってびっくりした感情、
あれは**大脳辺縁系(特に扁桃体)**の反応やねん。
現実と感情、どちらも脳の“部位”で支えられてるんや。
💡現場で活かせる小ワザ
- 思い出話を促す「昔の音楽」や「写真」は効果的!
- 新しいことは繰り返し&実際の体験と結びつける
- 言葉が出にくいときは「選択肢」を用意してあげる
- 否定せず、“気持ちに寄り添う”ことが大前提!
🧠試験で出るポイント!
| 用語 | 内容・補足 |
|---|---|
| 大脳辺縁系 | 感情・記憶の中枢。扁桃体・海馬を含む |
| 前頭葉 | 意欲・判断・行動の調整役 |
| 海馬 | 近時記憶の中枢。新しい記憶の形成に重要 |
| 扁桃体 | 怖い・うれしいなど情動の処理 |
🎯今日のキーワードは?
📌**「心が動く」には、“記憶”と“感情”がセットやねん**
その仕組みを知ってこそ、ほんまの「寄り添い」ができるんやで。
📖おさらいクイズ(選択式)
Q. 以下のうち、感情や記憶に深く関わる脳の部位として正しいものはどれ?
A. 小脳
B. 海馬
C. 延髄
D. 視床下部
▶️ 正解はこちら(クリックで表示)
✅ B. 海馬
海馬は大脳辺縁系に含まれ、新しい記憶(近時記憶)をつくる重要な場所です。
