💅介護×美容=最強!? じわじわ広がる「介護美容」の世界

🎤 ニュースラップで聴く
「かいごびようでひらくえがお ねいるやとりーとめんとのはなし」
(2分30秒・にゅーすらっぷ)
「おばあちゃんにネイル?そんな余裕あるかいな!」
そう思ったアナタ、ちょっと待って。
いま介護現場で、**ネイルやトリートメントで高齢者が笑顔になる“魔法”**が広がってるんです。
😒最初は拒否 → 施術で笑顔に
東京都内の有料老人ホーム「アライブ」に通うAさん(98)。
ケアビューティスト・箱石志保さんが訪問した日、開口一番――
「嫌なことすんね。私は分からないよ」
…めちゃくちゃ警戒モード。
でもフットトリートメントが始まると、表情がふわっと緩んでいき、最後には
「何人も施術するなら大変でしょう」
と、箱石さんを気遣うまでに。
ほんの数十分で人の心って変わるんやな…。
💄ケアビューティストって何者?
箱石さんは**「ケアビューティスト」。
施設や個人宅でメイク・ネイル・ハンド&フットトリートメント**を行う専門職。
- 依頼は主に入所者の子どもから
- 料金は内容次第
- 嫌がったら無理強いしない(←ここ大事)
さらに施術中に異変もチェック。
「靴下を脱がせたときに爪が剥がれているのを発見、施設に報告したこともあります」(箱石さん)
美容だけじゃなく見守りの役割まで果たしてるわけです。
📈“介護美容バブル”来てる!?
運営する「ミライプロジェクト」によると、介護美容研究所の入学者は2021年の311人→2024年には1116人!
導入施設も3年で39件→446件。
- 2〜3時間のスキマ時間で働ける
- 体力的負担が少ない
- 主婦や元看護師のセカンドキャリアにも最適
「興味のあった美容分野で、看護師の経験も活かせる」(55歳・元看護師)
「利用者の笑顔が見たくてネイルを学んだ」(65歳・介護福祉士)
👵施術は心のドアをノックする
施設利用者の**Bさん(90)**は意思疎通が難しい方。
でも施術後に
「気持ちよかったですか?」と声をかけると、初めてコクリと頷いた。
小さな反応かもしれないけど、介護する側にとっては大きな希望。
🗣️現場の声
「ネイルやメイクで会話のきっかけができる。張り合いになっている」(施設スタッフ)
「笑顔や『ありがとう』に元気をもらう」(箱石さん)
そして**中村真未さん(ミライプロジェクト)**はこう言う:
「美容をきっかけに介護現場に人が入る流れができれば、人材不足解消にもつながる」
🌱結論:
- ネイルはオシャレだけじゃない。
- フットケアは心のケア。
- 介護美容は、介護現場の未来をちょっと明るくするかもしれない。