🏥 老健と特養の「本来の役割」、どこ行ったんや問題

🎤 ニュースラップで聴く
「老健と特養問題」(約1分30秒・ラップ調)
「老健と特養問題」(約1分30秒・ラップ調)
日本、世界最速で高齢化まっしぐら。
2025年には団塊世代がみ〜んな75歳以上の“後期高齢者クラブ”入会。
人口の3割が高齢者という超シルバー時代到来や。
そこで頼みの綱が介護保険制度…なんやけど、肝心の老健と特養、役割がごっちゃになってきてる。
🎯 老健=短期リハ施設(のはず)
老健って本来「在宅復帰するために3か月ほどリハビリ」って場所やねん。
でも実態は…平均入所309日。
「3か月」どころか、ほぼ1年滞在。
もはや“リハビリ施設”やなくて、“特養待ちラウンジ”状態や。
🛋 特養=終の棲家(満席中)
特養は「終身OK、長期OK」。
費用も比較的安く、退所リスクも少ないから大人気。
結果、待機者27.5万人。都市部やと1万人以上並んでる地域もあって、
完全にディズニーランドの新アトラクション待ちや。
🌀 介護難民ループ
- 特養は満員御礼
- 老健は特養待ちで満室
- リハビリ必要な人が入れない
- 介護が必要でも施設が見つからない
これが「介護難民」量産スパイラル。
💸 中所得層の悲劇
低所得層は補助あり、高所得層は自腹OK。
でも中間層は支援なし+収入的にはカツカツ。
つまり「頑張って働いてきた人ほど施設選びで詰む」という逆転現象。
🔧 改革の動き(と現場のボヤキ)
2024年度介護報酬改定で
- 特養の基本報酬アップ(人材確保&質向上狙い)
- 老健の多床室料アップ(3か月超えると財布直撃)
- 医療と介護の連携義務化
…と色々やっとるけど、現場の声はこうや。
「テクノロジー導入?機器は動いても職員が動けん」
「個室化?ええけど、その前に人手増やして…」
🏁 まとめ:役割を取り戻せ
老健は短期集中リハビリ、特養は終の棲家。
この原点に戻さな、日本の介護システムは混雑した回転寿司みたいに、
本来の皿がいつまでたっても回ってこん状態やで。