🐟サンマが、ダイヤを超えた日。~釧路の初競り、まさかの5万円~
「おまえ、サンマにいくら出す?」
そう聞かれて、まさか**“1匹5万円”と答える人がいるだろうか。
けれど、北海道・釧路では実際に5万円のサンマ**が、堂々と、にこやかに、そして秒で売れた。
🎣3年ぶりの「流し網漁」、帰ってきたサンマ王子
今年7月10日、釧路港においてサンマが3年ぶりに“凱旋帰港”した。
その姿はまさに、「帰ってきたぞ~!」とでも叫びそうなほどぷっくりとした肉厚ボディ。
最大175gという大きさは、もはやサンマ界のプロレスラー。
「これはええモン来たで」と目をつけたのが、地元の笹谷商店さん。
1キロ25万円、つまり1匹5万円で競り落とし、ショーケースに鎮座させた。

💸1匹5万円、それでも即完売
「え、刺身1枚1万円計算やん…」と震える我々庶民をよそに、
なんと10匹20分で即完売。
とあるご夫婦は、誕生日祝いに8匹=40万円分を購入。
「ダイヤモンドは買ってやれんから、サンマでええやろ」と、
愛情が詰まりすぎて魚体からキラキラオーラが出そうな理由である。
社内パーティで振る舞われた5万円のサンマに、社員も舌鼓。
「光り物なんで(ダイヤの代わりに)」というセリフには、
笑ってええのか泣いてええのか、気持ちが揺れる。

📈なぜそんな高騰?市場の声は…
値段の裏には、やはり“事情”がある。
近年のサンマは不漁続き。
加えて流し網漁は3年ぶり解禁、しかも魚体が立派で脂ノリも抜群。
つまり、市場関係者いわく「ご祝儀価格」というやつ。
ご祝儀とはいえ、1匹5万円。
「末広がりに…」と9万9999円で売った札幌の店も現れ、
もはや縁起物か、七福神か。
🐟それでも言いたい。サンマは日本の宝や!
サンマは、かつて“庶民の味方”だった。
それがいまや、“魚界のルイ・ヴィトン”。
とはいえ、今回の騒動は単なる高級食材ショーではない。
サンマ漁が戻ってきた。
港が賑わった。
笑顔が戻った。
そして、誰かの誕生日に「サンマでお祝い」という、
“最高にイカしたチョイス”が生まれた。
✨まとめ:今年の秋は、サンマを見たら拝もう
財布には厳しいが、心は豊かになるニュース。
「おいしいサンマに、5万円の価値があるのか?」
…そんなもん、愛があればええやないか。