🌱介護福祉士試験【生活支援技術⑤】
〜入浴介助(浴室安全・ドライシャンプー)〜
🛁「お風呂」は、清潔以上の価値がある。
入浴って、ただ体を洗うだけやと思ってたら大間違いやで。
🧖♀️さっぱりする
🧴いい匂いがする
😊気持ちがほぐれる
――つまり、**入浴は“心の解凍”**やねん。
でも現場では、転倒・のぼせ・低体温・皮膚トラブルなど
注意せなあかんことが山ほどある。
安全・安心・気持ちよさのバランスが要やで。
🚿入浴前に確認すべき4つのチェック
チェック項目 | 内容 |
---|---|
体調確認 | バイタル測定(発熱・血圧・倦怠感など) |
脱衣所環境 | 室温20〜25℃を目安に。ヒートショック対策 |
浴室の安全確認 | 濡れた床の拭き取り・手すり・滑り止め |
入浴準備 | 介助具・着替え・タオル・緊急ブザーの確認 |
🧼介助の流れと工夫ポイント
- 浴室内の安全確保
→ 滑り止めマット・手すり・椅子の安定を必ず確認 - 声かけとペース配慮
→「次は背中流しますね」など、動作前に必ず声かけ - 洗身・洗髪
→ 目や耳に入らないように配慮。ドライシャンプーも活用可 - 拭き取り・更衣
→ 清潔なタオルで優しく。保湿ケアや皮膚観察も忘れずに。
🧴ドライシャンプーや清拭の活用
状況 | 方法 |
---|---|
発熱や体調不良時 | ドライシャンプーや清拭(温タオル)で代替 |
寝たきりの人 | ベッド上で清拭し、シートや洗髪器を活用 |
冬場や脱衣所寒い時 | 湯冷めしにくい手早い対応+暖房器具が有効 |
🎞ジブリ風に言うなら?
🛁『千と千尋の神隠し』で、
お風呂屋の湯婆婆の湯屋に来る神様たち――
湯に入って、心と体が軽くなって帰っていったやろ?
介護の入浴も、あれと同じ。
「気持ちよかったわ〜」のひとことが、一日のごほうびやで。
💡現場で活かせる小ワザ
- 🪑浴室の椅子は脚に吸盤付き+通気性ありのもの
- 🧂背中洗いに泡立てネットを使うと滑らかで負担減
- 🧼洗う順番は「遠位→近位」「上→下」が基本(疲労防止)
- 📋皮膚の赤み・かぶれ・傷などは毎回チェック&記録
🧠試験で出るポイント!
用語 | 内容 |
---|---|
入浴前の確認 | バイタル・脱衣所環境・浴室の安全など総合的に確認 |
入浴介助中の注意点 | 低温やけど・のぼせ・滑倒のリスク |
ドライシャンプー | 入浴が困難な時の代替。洗い流し不要タイプが主流 |
🎯今日のキーワードは?
📌**「気持ちいい入浴」は、介護の中でもっとも“喜ばれるケア”やで。**
その裏には、細かい準備と安心の仕掛けがいっぱい詰まってる。
✏️おさらいクイズ(選択式)
Q. 入浴介助の際に適切な対応はどれ?
A. お湯の温度は高めにし、短時間で済ませるようにする
B. 濡れた床はそのままで、足元に注意を促す
C. 洗髪の際、耳や目に入らないようにゆっくり丁寧に行う
D. 入浴中の体調確認はせず、早めに終わらせることを優先する