🌱介護福祉士試験【生活支援技術⑭】
〜片麻痺への専門的支援〜
🦵「できへん」を「まだできる」に変えるケア。
片麻痺(へんまひ)って、
脳卒中などで身体の左右どちらかがうまく動かせなくなること。
それは、
歩くことだけやない。
着替え・食事・移動・トイレ……
生活そのものの「動き」が変わってしまうってこと。
でも大丈夫。
「半分できる」じゃなくて、「半分は残ってる」。
――その見方が、支援のスタートやで。
👣歩行支援のキホン
| 支援ポイント | 内容 |
|---|---|
| 支える位置 | 麻痺側(弱い側)から支えるのが原則(バランスを崩したときに支えられる) |
| 歩行の順序 | 杖 → 麻痺側足 → 健側足(3点支持歩行) |
| 多点杖の使用 | 接地面が広く安定感がある杖。歩行訓練初期によく使われる |
✋上下肢のリハビリ支援
| 部位 | 支援の工夫 |
|---|---|
| 上肢(腕・手) | タオルたたみ・洗濯ばさみ・おしぼり絞りなど生活動作を利用した訓練 |
| 下肢(足) | 足踏み・足上げ・立ち上がり動作など日常生活に結びつく練習 |
| 共通 | 無理に動かさない・“できる範囲”で繰り返すことが大事 |
🧍♀️日常の中でリハビリに変える工夫
- ズボンを履く動作でバランス訓練
- 洗面所での立位保持で筋力アップ
- タオル絞り・洗濯干しで上肢運動
- 片手での動作を「工夫してやりきる」ことが脳刺激にもなる
🎞ジブリ風に言うなら?
🌾『おもひでぽろぽろ』で、
田舎のおばあちゃんが、ちょっと不自由な手でも
ゆっくり、ていねいに布をたたんでたシーンがあったやろ?
「できるスピード」やなくて、
「やろうとする力」を応援するのが、片麻痺支援なんや。
💡現場で活かせる小ワザ
- 🦶麻痺側の足元に滑り止めマットを敷いて立位練習
- 🪑座位訓練には肘かけ付きの椅子が有効
- 🧼衣類やタオルは大きめ・つかみやすい素材にするとリハビリしやすい
- 📋進歩が見えるよう**“できたことメモ”を記録**して自信に変える
🧠試験で出るポイント!
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 片麻痺 | 脳血管障害などで身体の半身が麻痺する状態 |
| 多点杖 | 足が3〜4点に分かれた杖。安定性が高く、片麻痺の歩行訓練に適する |
| 支援の原則 | 麻痺側からの支援/無理をさせない/残存機能を活かす |
🎯今日のキーワードは?
📌**「できない動きを、少しでも“できる”に変える支援」**
介護は、リハビリやなくて“日常”の中でその力を育てていける仕事やで。
✏️おさらいクイズ(選択式)
Q. 片麻痺のある人への歩行支援として適切なのはどれ?
A. 杖→麻痺側足→健側足の順で、麻痺側から支える
B. 支援者は必ず健側に立ち、前から引っ張るように歩かせる
C. 杖を使うと依存につながるので、できるだけ外すようにする
D. 上肢機能の訓練はリスクがあるので介護職は関わらない
