🌱介護福祉士試験（発達と老化の理解⑩）
yamahoku7🧠ここだけは抑えとけ｜試験で混乱しやすい言葉の整理 編
～「似てるけど違う」言葉に惑わされへんように～
✏️「何が違うん？」って戸惑わんために
試験では、“似てる言葉の違い”を聞かれることがようある。
とくに高齢期の問題では、「老年期と高齢者」「老化と病気」など、混同しやすい言葉の区別が出題されがちや。
📘よく出る混乱ワード一覧
| 言葉① | 言葉② | 違いと解説 |
|---|---|---|
| 老年期 | 高齢者 | 老年期＝65歳以降の発達段階。高齢者＝年齢や社会制度上の分類（75歳以上など）。 |
| 老化 | 病気 | 老化＝自然な機能の低下（誰にでも起こる）／病気＝治療や対応が必要な異常。 |
| 成熟 | 成長 | 成熟＝心理的・社会的に完成された状態／成長＝身体や能力の発達プロセス。 |
| 認知症 | 加齢による物忘れ | 認知症＝生活に支障あり／加齢の物忘れ＝ヒントがあれば思い出せるレベル。 |
| 発達障害 | 老年期の変化 | 発達障害＝先天的な特性（幼少期から）／老年期変化＝後天的に起こる認知・身体の低下。 |
| 主観的幸福感 | 客観的生活水準 | 幸福感＝本人がどう感じてるか（主観）／生活水準＝収入や環境などの外的な要素（客観）。 |
🎞ジブリ風に言うなら？
『もののけ姫』で、エボシ御前が言う「この世界にはまだまだ知らないことがある」って台詞。
言葉の意味もおんなじや。「知ってるようで、実はちゃんと分かってへん」ことって、ようあるんや。
だから、言葉を正しく理解することが“真の知識”への第一歩やで。
💡現場で活かせる小ワザ
- 利用者の「物忘れ」が見られた時は、“老化”なのか“病気”なのかをまず確認。
- 曖昧な言葉は、その人の文脈で読み解く習慣を。
- 「高齢者」と一括りにせず、“発達段階”としての老年期か、“制度的分類”としての高齢者かを意識。
🧠試験で出るポイント！
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 老年期 | エリクソンの発達段階における65歳以降の時期（課題：統合性 vs 絶望） |
| 高齢者 | 制度的分類（例：後期高齢者＝75歳以上）など。医学的・社会的な枠組み |
| 老化 | 生理的な加齢変化（自然な老い） |
| 病気 | 身体や精神の異常で、治療が必要な状態 |
🎯今日のキーワードは？
📌**「似てるけど違う」言葉に気づける人が、試験でも現場でも強いんやで。**
📖おさらいクイズ（選択式）
Q. 「老化」と「病気」の違いとして正しい説明はどれ？
A. 老化は進行性の病気であり、治療が必要である
B. 病気は誰にでも起こる自然な変化である
C. 老化は自然な加齢による変化であり、病気は異常である
D. 病気も老化も高齢者にはすべて同じように現れる
